【凸凹相談室】障害者の「働きたい」を実現する方法

凸凹ナビ編集部凸凹ナビ編集部

作成日 2017/11/30 更新日2017/11/30 1,296views

うつ病の男性
うつ病の32歳独身男性です。
企業で営業の仕事をしていましたが、うつ病になって仕事を辞めて、実家に引きこもっています。
社会復帰をして働きたいと思っていますが、どうすればいいのかわかりません。
就労相談員
社会復帰をして、働くための方法を知りたいのですね。

働くことへの不安を解消しませんか?

就労相談員
はじめに、いくつかの質問をさせてください。
うつ病の診断をうけてから、障害者手帳を取得されていますか?
手帳の他に、自立支援医療や障害年金などの申請は済ませているでしょうか?
うつ病の男性
精神障害者保健福祉手帳2級をもっています。
自立支援医療と障害年金も申請して、医療費の自己負担を減らしているのと、障害厚生年金を月10万円ほどもらっています。
就労相談員
今回は「社会復帰をして働きたい」というご相談ですが、どのような点に不安を感じていますか?
うつ病の男性
いまの生活をいつまでも続けていられないし、将来のことを考えると不安です。
この間の正月に、妹から「なんで働かないの!?」と説教をされてしまいました…。
この状況をなんとかしたいし、社会復帰をして働けるようになりたいと思っています。
就労相談員
その他に、不安に思っていることはありますか?
うつ病の男性

過労でうつ病になったので、同じことは繰り返したくないです。
いま思うと、営業の仕事は自分には向いていなかったし、あの会社の社風も合わなかったんだと思います。
あのときは「自分がダメなんだ」と思い込んでいましたが、いまは別の見方をできるようになりました。

自分に合った職場を探して、無理をしないペースで働けたらいいのですが…。
そんな都合のいい仕事なんてないですよね…。

就労相談員
働く方法はいろいろありますよ。
働き方の選択肢について、ご説明します。

働く方法を知る!働き方の選択肢

就労相談員

まず知っておいていただきたいのは、障害や病気のことを伝えてオープンにするか、伝えないでクローズにするのかによって働き方が変わるということです。

オープンにする場合には、障害者雇用枠で働くことになります。
この働き方の場合には、業務内容や勤務時間を配慮してもらったり、上司や同僚からサポートをしてもらったりすることができます。
クローズにする場合には、障害のない人と同じように働くことになるので、配慮やサポートはうけられません。

うつ病の男性
障害者雇用って、福祉の作業所みたいなところで働くのでしょうか?
就労相談員
それは福祉施設などで働く「福祉的就労」という働き方のことですね。
そういう働き方もありますが、いまは一般企業の障害者雇用枠で働くひとが増えています。
うつ病の男性
一般企業の障害者雇用枠で働ける可能性があるんですね…!
そういう働き方の場合には、給料ってどのくらいもらえるのでしょうか?
就労相談員

給料については、平均的な水準と比べると低いかもしれません。
ただし、企業によってさまざまなので、月に25万円もらえるところもあれば、12万円というところもあります。

障害種別ごとの平均給与や障害者雇用の概要については、以下の記事を参考にしてみてください。

働くための準備をする!就労移行支援

うつ病の男性
障害者雇用枠で働きたい気持ちはあるのですが…。
引きこもり生活が長いので、朝は起きられないし、体力はないし、他人と会話をすることも苦手です。
こんな自分でも働けるでしょうか…?
就労相談員
いきなり社会に出て仕事をするのは、ハードルが高いかもしれません。
社会に出るためのステップとして、就労移行支援事業所に通ってみるのはいかがでしょうか?
うつ病の男性
それは何をする場所ですか?
就労相談員
就労移行支援事業所は、障害や病気のある人が働くための準備をする訓練機関です。
生活リズムを整えたり、知識や能力を身につける訓練をしたり、仕事探しのサポートをうけたりすることができます。
うつ病の男性
そういう場所があるなら、通ってみたいです。
仕事を辞めてからのブランクが長いので、準備期間があったほうがいいと思います。
就労移行支援事業所はどうやって探せばいいのでしょうか?
就労相談員

いまは全国に約3,000ヶ所の就労移行支援事業所があります。
自分の条件に合う就労移行支援事業所を探すのなら『凸凹ナビ』を使ってみてはいかがですか?

就労移行支援事業所をさがす

自分に合った仕事をみつける

ーーあれから2年後

うつ病の男性
ご無沙汰をしています。今日は就職の報告にきました。
いつのまにか34歳になりましたが、来月からA社の障害者雇用で就職することが決まりました。
就労相談員
それはよかったです!ご就職おめでとうございます。
うつ病の男性
ありがとうございます。
以前は自分が働けるイメージがもてませんでしたが、就労移行支援事業所に通ったことで人生が変わりました。
就労相談員
就労移行支援事業所に通ったことがいい結果に繋がったのですね。
うつ病の男性

サポートしてくれたひとたちのおかげで就職できたと思っています。
ずっと引きこもっていたので、通いはじめたころは半日行くだけで疲れ果てていました。
最初の半年は生活リズムを整えることと、体力づくりをするので精一杯でしたが、それを乗り越えたことで自信がもてるようになりました。

就職活動では5社にアプローチをして、A社で2ヶ月の実習をしたうえで内定をもらいました。
最初の3ヶ月はトライアル雇用でしたが、安定して働きけていることを評価してもらえたので、来月からは正社員になります。
先週は職場の人たちが歓迎会をしてくれて、本当にうれしかったです。

病気になってから6年がたちます…。
ここまで、本当に長い道のりでした。

就労相談員
仕事に慣れるまでは大変だと思いますが、これからもがんばってください。
でも、くれぐれも無理はしないように!

まとめ

障害のあるひとが「働くこと」を実現する方法について、障害者雇用を中心に説明しました。
働くことや将来への不安を感じている場合は、就労移行支援事業所の利用をおすすめしています。
社会復帰にむけた一歩を踏み出すために、お役立てください。

就労相談員

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