【凸凹相談室】障害者の「お金の不安」を解消する方法

凸凹ナビ編集部凸凹ナビ編集部

作成日 2017/11/28 更新日2017/11/30 1,774views

うつ病の男性

うつ病の28歳独身男性です。
企業で営業の仕事をやっていましたが、過労が原因でうつ病になりました。
転職をしても症状がよくならないので、休職をしたあとに退職しました。いまは無職です。

いまの体調では働けないのですが、貯金がなくなりそうなのでお金のことで不安になっています。
どうすればいいでしょうか?

相談員
お金についての相談ですね。
不安を解消する方法を一緒に考えましょう。

お金の不安を解消しませんか?

うつ病の男性
とにかく、お金がないことに困っています。
どうすればいいでしょうか?
相談員
もう少し、具体的にお話を聞かせてください。
うつ病の男性
実家に住んでいるので食べることと住む場所には困りません。
けど、月2回の通院の治療費と薬代にお金がかかるのと、病院には電車とバスを乗り継いでいくので、交通費がけっこうかかります。
いまの状態では働けそうもないし、貯金もなくなりそうで、すごく不安です。
これ以上は親に負担をかけるわけにはいかないので…私はどうすればいいのでしょうか?
相談員

いま、あなたが困っているのは、3つのことですね?

  • 医療費が大きな負担になっている
  • 交通費などの支出も負担になっている
  • 収入が途絶えていて、貯金も残りわずかしかない

これらはすべて、制度を利用することで解決することができますよ。

うつ病の男性
え!そうなんですか!?詳しく教えてください。

治療費が安くなる!自立支援医療制度

相談員
精神の病気で通院治療が長びくときには「自立支援医療制度」という制度があります。
この制度を使うと、医療費の自己負担額を3割から1割に軽減してくれたり、負担する金額が多すぎる場合に公費で補ってくれたりします。
うつ病の男性
そんな制度があるなんて、病院では教えてもらえませんでした…。
治療費と薬代が安くなると、とても助かります。
どうすれば自立支援医療制度を利用できるのでしょうか?
相談員
市区町村の役所の窓口に申請をしてください。
申請をしてから1~2ヶ月ほどで「自立支援医療受給者証」が届きますので、それを病院に提出すると医療費が安くなりますよ。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

いろいろ助かる!精神障害者保健福祉手帳

相談員
うつ病で6ヶ月以上通院しているなら「精神障害者保健福祉手帳」を申請してみてはいかがですか?
手帳があれば税金が控除・非課税・減免されたり、公共料金が割引されたり、電車やバスの運賃が割引されたりします。
携帯電話の料金も安くなりますよ。
うつ病の男性
それは知りませんでした…。
税金や保険料のことは考えないようにしていましたが、手帳を持っていると控除や減免にできるんですね。
どうすれば手帳を申請できますか?
相談員
まずは、市区町村の障害福祉の窓口か保健センターに相談をしてください。
自立支援医療制度と一緒に申請するひとも多いですよ。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

定期的な収入になる!障害年金

相談員
障害年金の申請はしましたか?
あなたと同じような事情でうつ病になったひとが、障害厚生年金の2級に該当しています。
月に10万円くらいの年金を受給しているそうですよ。
うつ病の男性
月に10万ももらえるんですか!?
私も障害年金を申請したいです。
どうすれば申請できますか?
相談員
障害年金の申請は、自立支援医療や障害者手帳よりも手続きが大変です。
年金事務所か役所の国民年金課に相談をして、申請に必要な書類を準備しましょう。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

制度を使って生活を安定させる

ーーあれから1年後

うつ病の男性

1年前はいろいろ教えてくれてありがとうございました!
教えてもらった3つの制度を申請して「自立支援医療」と「精神障害者保健福祉手帳2級」と「障害厚生年金2級」をうけられることになりました。

あのときは先が見えなくて不安だらけでした。
まずはお金のことをクリアできて本当に助かりました。

相談員
制度を使ってみて、生活は変わりましたか?
うつ病の男性

以前よりも生活が安定して、体調も少しずつ良くなっている実感があります。

「自立支援医療」のおかげで治療費の負担が減りました。
いまは安心して通院することができています。

「精神障害者保健福祉手帳2級」をとったことで、住民税が控除されたのが助かりました。
生きているだけでお金はかかりますからね。
交通費の割引を利用できる機会は少ないのが少し残念です。

「障害厚生年金2級」の申請は、社会保険労務士の先生に手続きを依頼しました。
何度も転院しているので初診日を証明するのが大変でしたが、障害年金がもらえることになったときは本当に嬉しかったです。
定期的な収入は心の安定にもつながると思いました。

相談員
それはよかったです。
以前よりも不安は解消されましたか?
うつ病の男性
お金の不安は減ったのですが…。
そろそろ社会に出ないとダメなんじゃないかって、焦ってしまいます。
以前と同じように働くことはできませんが、無理をせずに働けたらいいのですが…。
相談員
生活の基盤が整ったからこそ、これからのことに目が向くようになったのは大きな前進です。
気持ちは焦ってしまうかもしれませんが、くれぐれも無理をせずに、自分にあった働き方が見つかるといいですね。

まとめ

お金の不安をラクにする方法として3つの制度(自立支援医療、精神障害者保健福祉手帳、障害年金)を紹介しました。
生活の基盤を安定させるために、制度を活用してください。

凸凹ナビ編集部

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