就労移行支援事業所の選び方 5つのポイント

凸凹ナビ編集部凸凹ナビ編集部

作成日 2017/11/06 更新日2017/11/06 1,702views

凸ちゃん
私は就労移行支援事業所に1年ほど通って訓練をして、企業の障害者雇用枠で就職しました。
凹ちゃん
ぼくも就労移行支援事業所に通いたいのだけれど、どうやって選べばいいの?

就労移行支援事業所は、障害のある人や病気になった人が企業で働くための訓練や支援をうけることができる場所です。
2017年4月の厚生労働省の発表によると、就労移行支援事業所は全国に約3千ヶ所あり、約3万人が利用しています。

就労移行支援事業所ごとに対応している障害種別や訓練の内容が異なるので、自分に合った場所を見つけることが必要です。
就労移行支援事業所を選ぶための5つのポイントを説明します。

就労移行支援とは

就労移行支援とは、企業などへの就職を希望している18歳から65歳未満の障害者を対象にした福祉サービスです。
3ヶ月から2年ほどの訓練期間に、働くために必要な知識や能力を身につけたり、仕事探しのサポートをうけたりすることができます。
就職した後には、継続して働き続けるための「職場定着支援」をうけることができます。

必ず確認したい5つのポイント

就労移行支援事業所を選ぶための5つのポイントは以下のとおりです。

①通い続けられる距離にあるか
②設備や雰囲気が自分に合うか
③スタッフと話した実感
④訓練内容・カリキュラム
⑤就職実績

それぞれのポイントについて説明をします。

①通い続けられる距離にあるか

自宅から通い続けられる距離にある就労移行支援事業所を探しましょう。

就労移行支援は自宅から通うタイプの就労訓練です。
たとえば、朝10時から夕方16時までの訓練を、月曜日から金曜日まで週5日うけることになります。
3か月から2年間、そうした訓練に通うことになるので、自分が無理をせずに通える範囲で就労移行支援事業所を選ぶことが必要です。

支援者
自宅から30分以内で通える就労移行支援事業所を選んでいる人が多いようです。
ご自身が無理をせずに通える範囲から選んでください。

②設備や雰囲気が自分に合うか

多くの就労移行支援事業所は見学や体験利用ができるので、実際に行ってみて設備や雰囲気を確認しましょう。

部屋の広さやバリアフリーなどの設備を確認したり、通っている人の年齢、障害の種別、性別などの雰囲気を見たりすることは大切なことです。

いくつかの就労移行支援事業所の体験利用をして、比較して選ぶこともできます。
見学や体験利用の機会を利用して、設備と雰囲気を確認しましょう。

凹ちゃん
ぼくの場合は段差やバリアフリーのことよりも、人との距離とか密度がチェックポイントかな。
隣の人と近すぎるとしんどくなるからね。
そういうことは実際に行って見てみないとわからないことだと思うよ!

③スタッフと話した実感をたしかめる

問い合わせや見学、体験利用をしたときにスタッフと話した実感をたしかめましょう。

スタッフの対応次第で就労移行支援事業所への印象は大きく変わります。
特に「言葉づかい」にはその人の意識が表れているので、違和感がある対応であったならば、その事業所は避けたほうがいいかもしれません。
スタッフと話をして「この人になら相談できそうだ」「ここなら頑張れそうだ」という実感がもてるかどうかは大切なことです。

凸ちゃん
体験利用のときから丁寧で親切な対応をしてくれたスタッフさんがいて、こういう人がいるなら安心だなと思ったので、その就労移行支援事業所に1年ほどお世話になりました。

④訓練内容・カリキュラムはどうなっているか

カリキュラムや訓練内容が自分の求めるものと一致しているかを確認しましょう。

事務作業に特化した訓練していたり、パソコンスキルを身につける訓練をしていたり、軽作業の仕事に就くための訓練をしていたり、カリキュラムや訓練内容はさまざまです。
ホームページを確認したり、パンフレットや資料を取り寄せたりしてカリキュラム・訓練内容を確認しましょう。

凹ちゃん
いくつかの就労移行支援事業所から資料を集めてみたら、それぞれに特徴があることがわかったよ!
ぼくは体力を使う仕事はできないから、オフィスワークのスキルを身につける就労移行支援事業所を選ぼうと思うんだ。

⑤就職実績をたしかめる

「就職実績」とは、就労移行支援事業所から就職した人数や職種、企業名などです。
開所したばかりの就労移行支援事業所は実績を公開していないこともありますが、多くの就労移行支援事業所はホームページやパンフレットに就職実績を掲載しています。

①~④のポイントを確認したうえで、就職実績を確認しましょう。
また、就職した人がその後も長く働き続けているかどうかも聞いてみましょう。

支援者
初めて就労移行支援事業所に通う人には「新しい場所に馴染むこと」と「通い続けられること」が大切だと伝えています。
就職実績は参考として確認してください。

5つのポイントを参考にして、自分に合った就労移行支援事業所を選んでください。

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よくある質問

体験利用は何箇所までできますか?

何箇所でも体験利用をすることができます。
複数の就労移行支援事業所で体験利用をして、自分の条件に合った場所を選んでください。

凹ちゃん
ぼくの場合は3つの就労移行支援事業所で体験利用をしました。
A事業所では3日間、B事業所では1日、C事業所では2日間の体験利用をさせてもらいました。
比べた結果、スタッフさんの対応が親切だったA事業所に決めました!

いま通っている就労移行支援事業所を辞めて、別のところに変えることはできますか?

変更することは可能です。
ただし、就労移行支援事業所を利用できるのは2年間までと決まっています。
まずは住んでいる自治体の障害福祉の窓口に相談をしましょう。

凸ちゃん
就労移行支援事業所での訓練期間は、人生を左右する大事な時間だと思います。
自分にとって最適な選択をしてください!

まとめ

さまざまな特徴のある就労移行支援事業所のなかから、自分にあった場所を選ぶための5つのポイントについてご説明しました。
新しい環境に馴染めるかどうか、不安を感じるかもしれませんが、自分にとって最適な就労移行支援事業所を選んでください。

凹ちゃん

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《補足》
・ここで掲載しているデータや組織名称は2017年11月現在のものです。
・制度の情報は参考資料・サイトに掲載されているものを元にしています。
・より詳細な情報は関係機関に直接お問い合わせください。

《この記事の参考にさせてもらった資料》
・厚生労働省「就労移行支援に係る報酬について≪論点等≫」

凸凹ナビ編集部

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