障害者雇用コンサルタントに聞いた!就職活動のポイント | 障害者の就労支援・情報サイト【凸凹ナビ】

障害者雇用コンサルタントに聞いた!就職活動のポイント

凸凹ナビ編集部凸凹ナビ編集部

作成日 2017/07/17 更新日2017/12/22 2,887views

障害者を採用をするときに、企業は求職者のなにを見て採否の判断をしているのでしょうか?
障害者雇用のコンサルタントとして、多くの企業の障害者採用をサポートしてきた株式会社パソナハートフル取締役の坂口さんにお話を伺いました!

企業は何をみて採用しているのか?

面接の様子

凸ちゃん
企業が障害者を採用するときに、どのような採用基準をもうけていますか?

こんにちは。パソナハートフルの坂口です。
パソナハートフルでは、私たちが15年間に培ってきた障害者雇用のノウハウをいかして、障害者雇用のコンサルティング・サービスを行っています。
企業の目線から、障害者雇用に伴う受け入れ体制の構築や適切な人事管理手法などを支援しています。

障害者の雇用について、企業は「自分自身のことをよく知っているかどうか」をみています。
これは、パソナハートフルで採用するときも、いろんな企業さんのコンサルに入るときにも伝えていることです。

あと「のびしろ」ですね。
入社する前は、できないことがあるのは当たり前じゃないですか。
できないことがあるのはいいんです。
それよりも、素直に指示を受け止められるとか、相手に合わせる協調性があるかとか、自分の非を認められるかなどをみています。

実習やインターンを活用する

検品のインターン

凹ちゃん
採用するときに、チェックしているポイントを教えてください。

障害者雇用のコンサルティングでかかわる企業の方には、面接だけでは直感的なものになってしまうので、できれば実習やインターンをしたほうがいいと伝えています。
一緒に仕事をしてみてわかることはたくさんありますので、パソナハートフルでも採用する前にインターンをしてもらっています。
採用してからミスマッチで辞めてしまうのはお互いにとって不幸ですから、実際に仕事をして、働く人からも会社をみて欲しいです。

企業には欲しい人材のイメージがあって、就職したい人にも働くイメージがあるはずです。
健常者でも企業と本人のギャップはありますが、障害のある人の場合には、そのギャップがさらに大きいことがあります。
企業は高い理想をもっていたり、本人は自分の評価を低く見積もっている人もいますよね。
ひとりで就職活動をすると双方にギャップがあるままなので、間に入るひとをおくことが有効です。

支援機関とは繋がった方がいい

就労支援の窓口

凸ちゃん
ギャップを埋めるにはどうすればいいでしょうか?

自分のことは自分が一番知っているつもりでも、実はわかっていないということは誰にでもあると思います。
身近な家族がわかっているかというと、家族だからこそ言えないこともあるはずです。

就職にむかって一緒に考えてくれる支援機関を探して、客観的な助言をもらってください。
自分の思っている自分と、他の人から見た自分のギャップを知ることで成長できると思います。

障害のある人が仕事を探すときに、障害をオープンにするか、クローズにするか、悩むポイントだと思います。
自分を見つめ直しながら、自分にあった働き方を探すのは、障害のあるなし関係ないかもしれませんね。
違う自分を周囲の人から教えてもらうことで、自己理解をすることができます。
「わたし大丈夫です」と凝り固まってしまうのではなく、自分を発見するために他の人の意見も取り入れるといいのではないでしょうか。

凸凹があるのはみんな同じ

就職活動の様子

凹ちゃん
障害があると、誤解や偏見のせいで能力を正しく評価されにくいと思います。

例えばコンサルティングでかかわった企業さんが「うちの会社には障害のある人にやってもらう仕事はないですよ」と言っていても、パソナハートフルの職場をみてもらうと「障害者にもいろんなことができるんだ」と、驚かれることがあります。

みんなが考える障害者像はテレビからの情報が多いので「障害のある人って、お母さんといっしょに会社に来ているんですか?」と聞かれることもありました。
もちろん、パソナハートフルにはそのような社員はいません。

テレビのイメージで「この仕事は障害者にはできないな」と決めつけられてしまうこともあるかもしれません。
ですが、得意や不得意といった能力の凸凹はあったとしても、障害者だから仕事ができないということはないはずです。
そして、凸凹があるのは障害者だけではなく健常者もおなじです。

アセスメントを受けよう

アセスメントの様子

凸ちゃん
障害者の就職活動についてアドバイスをください。

法定雇用率は今は2.0%ですが、2018年4月から2.2%に上がりますね。
以前は「障害者には会ったこともない!」と言っていた人たちも、今は人事担当者を中心に障害者雇用の必要性を理解しはじめています。

ただ、人事担当者はわかり始めていますが、配属先の現場までは浸透していません。
人事から現場に落とすところに課題があります。
正直、1人目の採用がうまくいくと2人目、3人目もうまくいくんです。
1人目がうまくいかないと、障害者雇用に抵抗感が生まれてしまいます。

あとは、履歴書だけではわからない方が多いですよね。
多くの企業が、履歴書をみて、面接する前に落としてしまうことことが多いようです。
本人のPRポイントを外部の人がアセスメントをして伝えることで、企業も「会ってみようかな」となるのではないでしょうか。
就労移行支援事業所などでアセスメントをうけることは有効です。

それはパソナが行っている「人材派遣」とも似ています。
企業と働きたい人の間に入って双方を近づけるために、得意分野などをカウンセリングすることがあります。
働くというキーワードは、派遣も障害者雇用でも同じです。

まとめ

株式会社パソナハートフルの坂口さんに、障害者雇用の就活ポイントについてお話を伺いました。

企業は何よりも「自分自身のことをよく知っているかどうか」を見ているそうです。
自分を知るための方法としては、支援機関と繋がってアセスメントを受けることが有効だと教えていただきました。

坂口さんのお話を参考にして、自分にあったお仕事を見つけてください!

凹ちゃん

自分に合った働き方を見つけて長く働き続けるためには、就労移行支援事業所で働く準備をすることも大切です。
『凸凹ナビ』では、所在地や特化している障害、特徴やカリキュラムから、自分にぴったりの就労移行支援事業所を探してお問い合わせをすることができます!

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《取材協力》
坂口亨さん(株式会社パソナハートフル 取締役 東京事業部長)
森川洋子さん(株式会社パソナグループ マネージャー 広報室)
※内容は掲載当時の情報です。記載されているサービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。

《参考資料・関連情報》
株式会社パソナハートフル

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